ケーブルプラス電話とは?ネットの評判と実際に使ってみた体験談

ケーブルプラス電話,KDDI,ケーブルテレビ,CATV

 

KDDIと各地のケーブルテレビ(CATV)会社が業務提携してサービス提供されている「ケーブルプラス電話」

 

 

引越し先で訪問や電話営業を受けたという方もいると思います。

 

しかし、

 

 

フレッツ光などの光回線や、J:COMなどの他のケーブルテレビ(CATV)なら聞いたことがあるけど、

ケーブルプラス電話って聞いたことないなぁ・・・

 

大丈夫かなぁ・・・

 

 

と不安になっている方もいるのではないでしょうか?

 

 

というのも、私の家族が戸建てに住んでいるのですが、

テレビの地デジ化が必要になった時にこの「ケーブルプラス電話」の訪問営業が来て、

よく分からないままに契約してしまったので、

 

 

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同じように、「ケーブルプラス電話」に勧誘されているけど良いサービスなのかよくわからないという方のために、

実際に家族が契約してみてどうだったのかを伝えられるようまとめてみたいと思います!

 

 


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ケーブルプラス電話とは

 

ケーブルプラス電話,KDDI,ケーブルテレビ,CATV

 

KDDI各地のケーブルテレビ(CATV)会社が業務提携して提供している電話サービスです。

 

 

ケーブルプラス電話はあくまで固定電話がメイン

 

私の家族の場合、「ケーブルプラス電話」を契約することによって、固定電話とテレビ(地デジ・BS)とインターネット回線のすべてが使えるようになっています

 

そのため、「ケーブルプラス電話=固定電話・テレビ・ネットのセット」だと考えていましたが、

調べてみたところ、少し認識にズレがあったようです。

 

 

先述の通り、ケーブルプラス電話はKDDIとケーブルテレビ(CATV)会社が提携して運営しているサービスですが、

メインはあくまでも固定電話サービスであって、テレビとネットの部分は元々ケーブルテレビ(CATV)会社が提供していたサービスをセットにしただけのようです。

 

そのため、テレビとインターネットに関しては全国で統一されたプランがあるわけではなく、その地域でサービス運営しているケーブルテレビ(CATV)会社によって、料金や回線速度などが異なります

 

 

住んでいる地域での「ケーブルプラス電話」のサービス内容を調べる方法

 

自身の地域でのサービス内容を調べたい場合は、


①住んでいる地域で「ケーブルプラス電話」を提供しているケーブルテレビ(CATV)会社を調べる

 

地域ごとのケーブルテレビ(CATV)会社はこちら⇒ケーブルプラス電話/auスマートバリュー 日本全国提供局マップ

 

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②そのケーブルテレビ(CATV)会社のホームページで「ケーブルプラス電話」のサービス内容を確認する

 

例 ケーブルテレビ品川の場合

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ちなみに千葉県に住んでいるうちの家族の場合は、「株式会社広域高速ネット二九六」というケーブルテレビ会社でした。

 

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電話のみの契約もできる?

 

「テレビやネットは必要ないから、電話だけ加入したい」という方もいると思います。

 

その場合は、電話のみの契約も可能です。

 

 

「テレビのみ」や「ネットのみ」の契約もできる?

 

固定電話を契約せず、テレビやネットのみ利用したい場合は、ケーブルテレビ(CATV)会社の他のプランを契約することになります。

 

「ケーブルプラス電話」ではできません。

 

 

ケーブルプラス電話のサービス内容

 

ケーブルプラス電話を利用する場合、固定電話の利用は必須で、必要に応じてテレビとネット回線も契約できる形態になっています。

 

テレビとネットに関しては、地域ごとのケーブルテレビ(CATV)会社によって変わりますので、ここでは電話サービスの内容について解説していきます。

 

 

料金

 

料金 金額(税抜)
基本料金(月額) 1330円/月

通話料
(ケーブルプラス電話加入者同士)

無料

通話料
(J:COM PHONE/J:COM PHONE プラスとの通話)

無料

通話料
(その他)

市内通話:8円/3分
県外市内:8円/3分
県外 :15円/3分

au携帯宛て:無料(auまとめトーク適用時)
ドコモ携帯宛て:48円/3分
ソフトバンク携帯宛て:48円/3分

 

 

au携帯とのセット割引「auスマートバリュー」

 

利用するケーブルテレビ(CATV)会社が「auスマートバリュー」の対象事業者の場合、「電話」+「ネットもしくはテレビ」で契約すれば「auスマートバリュー」が利用可能です。

 

auスマートバリューは、「au携帯(ガラケー/スマホ/タブレットなど)」と「ネット回線+固定電話」をセットで使うことで、毎月の携帯料金から割引を受けられるサービスです。

 

 

割引額はau携帯で加入しているプランによって変わりますが、多くの場合1500円~2000円の割引になります。

 

さらに家族の中にauユーザーが複数いれば、最大10回線まで割引されますのでお得です。

 

 

auスマートバリューに関して詳しくは下記の記事で解説しています。

 

【au携帯とauひかりのセット割】auスマートバリューの解説

 

 

オプション

 

有料オプション

 


  • 割り込み通話⇒300円/月
  • 発信番号表示⇒400円/月
  • 番号通知リクエスト⇒200円/月
  • 割込番号表示⇒100円/月
  • 迷惑電話撃退⇒700円/月
  • 着信転送⇒500円/月

 

 

無料オプション

 


  • KDDI電話 auで着信確認
  • プッシュ信号 (プッシュ回線)
  • 移転番号アナウンス
  • 国際不取扱
  • 番号通知設定

 

 

契約期間(最低利用期間)

 

ケーブルプラス電話の固定電話に関しては、2年契約などの契約期間の定めはありませんので、いつ止めても解約金などはかかりません

 

しかし、テレビやネット回線も契約した場合は契約期間の縛りがつく場合がありますので、こちらも契約するケーブルテレビ(CATV)会社のホームページなどで確認してください。

 

 

Q&A

 

国際電話は使える?

使えます。
料金表はこちら

 

 

FAXは使える?

使えます。

 

 

電報は使える?

使えます。

 

 

ケーブルプラス電話のメリット

 

メリット① 基本料金が安い

 

NTT加入電話の場合、月額基本料金が1700円かかります。(住宅用3級局の場合)

 

ケーブルプラス電話の場合は月額基本料1330円ですので、毎月370円(年間で4440円)安くなります

 

 

メリット② 通話料が安い

 

NTT加入電話の場合、「アナログ電話回線」を利用するため通話相手との距離によって料金が変わり、遠くの人にかけるほど高くなります。

 

それに対してケーブルプラス電話はインターネット回線を利用した「IP電話」なので、距離による料金の変動が少なく、NTT加入電話と比べるとかなり通話料が安くなります

 

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NTT加入電話とIP電話の違いについてはこちらで解説しています

 

固定電話、IP電話、ひかり電話の違いって何?-それぞれのサービスを比較解説

 

 

メリット③ 「ケーブルプラス電話」同士の通話は24時間無料

 

「ケーブルプラス電話」、「J:COM PHONE」、「J:COM PHONE プラス」に加入している日本全国の固定電話との通話は、24時間無料になります。

 

 

メリット④ 「ケーブルプラス電話 auケータイセット割」適用で毎月100円割引

 

「au携帯」と「ケーブルプラス電話」をセットで利用すると「ケーブルプラス電話 auケータイセット割」が適用でき、毎月の料金から100円割引を受けられます。

 

 

メリット⑤ 「auまとめトーク」適用でau携帯との通話も24時間無料

 

メリット③と同様に、「au携帯」と「ケーブルプラス電話」をセットで利用すると「auまとめトーク」が適用でき、ケーブルプラス電話に加入した固定電話とau携帯の間で24時間通話無料にできます。

 

 

メリット⑥ NTT加入電話の電話番号を引き継げる

 

元々NTT加入電話を利用していた方は、同じ電話番号を引き継いでケーブルプラス電話を利用することが出来ます

 

NTT加入電話(アナログ電話)からIP電話などにMNP(電話番号を引き継いで移ること)する手順についてはこちら

 

※auひかり電話というサービスに乗り換える例で書いていますが、手順は同じですので、「ケーブルプラス電話」に読み替えてご覧ください。

 

固定電話(NTT加入電話)やフレッツ光電話などからauひかり電話に電話番号を引き継いで乗り換え(MNP)する方法

 

 

ケーブルプラス電話のデメリット

 

デメリット① ネットやテレビも契約する場合は、料金が高い

 

先述していますが、「ケーブルプラス電話」は電話だけで契約するか、ネットやテレビもセットで契約するか選べます。

 

 

電話だけを契約する場合はNTT加入電話よりも安いので、固定電話だけが欲しい場合にはメリットが大きいです。

 

しかし、ネットやテレビを一緒に契約する場合は、ケーブルテレビ(CATV)会社のプランに加入することになるため、地デジやBSのアンテナを設置したり、光回線を契約するよりも高上りになってしまいます。

 

 

ケーブルテレビ(CATV)などのテレビサービスに加入するのと、地デジアンテナを設置した場合の料金比較はこちらで検証しています

 

「フレッツ・テレビ」や「CATV」から「NURO光」に乗り換えた方が安くなる理由

 

 

光回線とケーブルテレビ(CATV)の料金比較はこちら

 

光回線、ADSL、CATVどれを選べば得?-光回線なび-

 

 

デメリット② ネットも契約する場合は、回線速度が遅い

 

契約するケーブルテレビ(CATV)会社やプランによっても変わりますが、光回線に比べるとかなり回線速度が遅いものが多いです。

 

光回線であれば、1Gbps以上(NURO光なら2Gbps)の回線速度が一般的になっていますが、ケーブルテレビ(CATV)の場合最大200Mbpsなどのタイプも多く、

そのうえ月額料金も高いことが多いので、私はケーブルテレビ(CATV)のインターネット回線はおすすめしません。

 

 

光回線に加入できない地域など、事情がある場合のみケーブルテレビ(CATV)を選ぶ方が良いと思います。

 

 

ケーブルプラス電話の評判・口コミ

 

 

加入者数は年々増加しているようです。

 

加入者同士の通話無料なので、加入者が増えるのは有難いことではありますが、でも別に知らない人とは電話しないわけだから、知り合いが加入するかどうかの方が重要ですね。

 

 

 

加入者同士や、au携帯との無料通話をうまく使えればかなり安くできる可能性はありますねー。

 

 

 

 

「同軸」というのは、ケーブルテレビ(CATV)のインターネット回線を指していますね。

 

やはりインターネットを使いたい方の場合は、光回線が引けないか確認して、ダメだったらケーブルテレビ(CATV)にするという方が良いと思います。

 

 

家族が実際に使ってみた体験談

 

料金はやはり高い

 

私の家族の場合は、「電話+テレビ+ネット」の全てをケーブルプラス電話でまとめています。

 

私自身は光回線(So-net光コラボ)を利用していますが、比較するとやはり「ケーブルプラス電話」の方が高いです。

 

 

So-net光コラボは下り最大1Gbpsで月額5200円、IP電話は月額500円です。

 

ケーブルプラス電話(ネットは株式会社広域高速ネット二九六)の場合は下り最大120Mbpsで5200円、IP電話は1330円です。

 

光回線と比べると速度が10分の1なのに、料金が同じです。電話は月額830円高いです。

 

 

テレビに関しても、光コラボやフレッツ光のテレビオプションなら月額660円程度で地デジとBSデジタルが視聴できます。

 

ケーブルプラス電話(株式会社広域高速ネット二九六の場合)では、月額4000円程度かかってしまいます。

 

ただ、地デジやBSデジタルだけでなく多彩なチャンネルが観られるのがケーブルテレビのメリットですので、料金が高くても観たいチャンネルがあるのであればケーブルプラス電話を選ぶのも良いと思います。

 

もし地デジやBSしか見ないのであればケーブルテレビ(CATV)や光回線のテレビオプションを使うより、アンテナを設置した方が長期的なコストが安いです。

 

 

 

料金に関しては、ケーブルテレビ(CATV)会社によって異なりますので一概には言えませんが、

やはりネットを使うのであれば光回線、テレビはアンテナを設置した方が安く済むのはほぼ間違いないところだと思います。

 

 

ネットの実測速度は遅い

 

ネットは契約するケーブルテレビ(CATV)会社によってサービス内容が変わりますので、やはり一概には言えませんが、

私の家族が契約している「株式会社広域高速ネット二九六」という会社の場合は、一番速いプランでも「下り最大120Mbps/上り最大2Mbps」までしか出ないようです。

 

 

ホームページの閲覧ぐらいは問題なくできますが、混雑具合によっては動画視聴などは厳しくなりそうです。

 

正直、ヘビーユーザーには向きません

 

上りが遅すぎるので動画配信やネットゲームも厳しいでしょう。

 

 

先述のように、同じ月額料金でも、光回線であれば上り下り最大1Gbpsで使えますので、なるべくなら光回線を選んだ方が良いですよね。

 

 

ちなみに、実際にケーブルプラス電話(株式高速広域ネット二九六)の速度を測ってみた結果がこちら

 

 

下り 8.08Mbps

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上り 8.02Mbps

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機器や配線

 

うちの家族の場合は、電話、ネット、テレビのすべてを「ケーブルプラス電話」で契約していますので、

電話用のTA(ターミナルアダプタ)、インターネット用のONU、テレビ用の配線、そしてオプションでレンタル(月額150円)している無線LANルーターなどがあります。

 

必要な機器としては、光回線やADSLを契約した場合と基本的には同じです。ただ、一部の光回線(NURO光など)の場合だとONUと無線LANルーターが一体型のものもありますが。

 

 

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インターネットも使うならケーブルプラス電話より光回線を選ぶのがおすすめ

 

ここまで、ケーブルプラス電話に関して解説してきました。

 

 

家族が実際に使っているサービスなので、インターネットの回線速度の実測値など、実際に使ってみないと分からないところまで体験することができました。

 

 

その上で、私が思うケーブルプラス電話の利用に向いている人は、

 

固定電話しか使わない人(インターネットは使わない、テレビはアンテナを設置している人)

 

au携帯のユーザーであれば尚可(auスマートバリューが利用できるため)

 

です。

 

 

ネットを使う人や、テレビ(地デジ・BS)を安く見たい人には向きません。高くつきます。

 

 

 

ネットを利用する人には、やはり光回線を選ぶことをおすすめします。

 

どの光回線が良いか分からない方は、

地域や利用中の携帯キャリアごとのおすすめの光回線をまとめた「光回線診断」を用意していますので、まずはこちらをやってみてください。(答えを選ぶだけで出来ます)

 

あなたにピッタリのネット回線はどれ?インターネット回線診断

 


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